新作能『漆能(うるしのう)』を制作中のセバスチャン高木。改めて輪島塗について調べ始めると、彦十蒔絵は輪島塗のカテゴリーにはおさまらないと発見!!うるし坊主こと若宮隆志は、「そもそも名刺にも輪島塗とは書いていませんし、彦十蒔絵が輪島塗に代わる言葉だと思っています」。輪島の強みを活かすために、美術館で観た超絶技巧の分業を試みている若宮。「輪島の漆芸文化を残すとはどういうことなのか?」に考えを巡らしていたセバスチャンは、「自発的に考える職人を作っていかないといけない」との若宮の言葉に今後の展望を見いだします。
アイキャッチ:秋草蒔絵手下箪笥 ColBase:https://colbase.nich.go.jp/collection_items/kyohaku/H%E4%B9%99230?locale=ja