作者が言いたいことを、いつもそのままキャラクターに代弁させてしまいがち問題。キャラがぶれてしまう原因にもなるので、意識したいところです。 一番いい対策は、主人公がほぼ自分を投影したキャラという漫画を、一度描き切ってしまうこと。言いたいことを全部言わないと、ずっとそこに囚われてしまう可能性があるからです。 そのうえで、キャラ=自分ではない別人、という感覚に慣れていくことが大切です。おすすめなのは、「自分7割・キャラ3割」など、性格配分を決め、最後までその比率を守って描くこと。そうすることで、自分とは別のキャラが維持されます。 とはいえ、自分の色がどうしても出てしまいがちという人は、自分ではなく「自分の息子・娘」を描くつもりで描いてみましょう。自分の子ども=自分では当然ありませんし、一方で自分の子どもだから他人の距離や考え方ではない存在でもあります。 キャラの人生も想像しやすいですし、ある程度は言いたいことを言ってほしい存在にもなりますので、「代弁させがち」とお悩みの方は、一度お試しください!