絵を描くうえでとても重要なのに、意外にみんなが意識していないこと。それが「画数」です。 ポイントは、多い・少ないではなく、統一できているかどうか。強調したい箇所とそうでない箇所で、上手くバランスがとれているかどうか。
漫画はいくらでも記号化できるからこそ、画数の不一致は読者にとって大きなノイズになってしまいます。 特に自分が描きたいところほど画数が増えるのは当然ですが、他の画数が少なすぎると、作品全体として大きな違和感に。
ディティールまでちゃんと画数を揃えられているかどうかは、きちんと意識する必要があります。 なお初心者の人ほど、自身が思っているよりも少なくなってしまうのが画数の特徴でもあります。
絵が上手いとされる漫画家の原稿をしっかりみると、1つ1つが意外なほど画数があることにきっと気づくはず。 そんな誰も気にしていない「画数」の問題について、今回はしっかりと解説していきます。