見せ場となる大ゴマやアクションシーンの連続で「体感10秒!」と言われる漫画もあれば、美麗で書き込みの凄い画や余韻のある構成で「実際に読んでいた時間よりも、長く見ていたように感じる」漫画もあります。
ただ、感じる時間の長い・短いに漫画としての満足度が比例するわけではありません。ページ数以上の満足度は、結局のところ感情体験の「質」と「重さ」に拠るのではないでしょうか。
演出面では、展開を早めたりセリフを増やしたりと、情報量をアップさせることで「読ませるポイント」を増やそうとする工夫もありますが、それが満足度向上につながるかというと難しいところ。
だからこそ目指したいのは、読者の目がとまるようなコマを作ること。読むスピードは読者側で決定できるコンテンツだからこそ、思わず立ち止まってしまうようなコマの見せ方を考えていきましょう!