今週は、ポニョアメリカをゆく! その後編!
宮崎駿監督のUCLAバークレー校での講演会の模様をお届けします。
UCLAバークレー校が毎年、世界への日本の文化的功績に対して贈る日本賞を今年、宮崎監督が受賞。今回はその受賞講演として、東大講師でもあるローランド・ケルツさんが、宮崎さんの独特の思考回路をさぐりました。
でも集まった学生たちは、かなりの宮崎さんファンなのか? 深い話にも驚きではなく、共感の笑いや拍手が起こっていました。ジブリとアメリカとの交流も新しいステップに入っているのかもしれません。
14日から全米での公開が始まった映画『崖の上のポニョ』、一週目の興業収入ランキングも全米ベスト10に入りました。『千と千尋の神隠し』とくらべて何十倍もの人が劇場へ、つめかけています!
宮崎さんは、『ハウルの動く城』が完成した翌年、ベネチア国際映画祭でこんなことを語りました。
「生まれてきてよかった! 子供たちがそう思える映画をつくりたい!」
やがてそれは、ポニョを生み出すことになる言葉でした。だから今回アメリカで語った言葉のなかにも、次回作のヒントが、かくれているのかもしれません。