「愛らしい犬はなぜ映っているのか?」
22年前、映画『別れのまなざし』撮影中に謎の失踪を遂げた、かつての人気俳優・フリオ(ホセ・コロナド・演)。元映画監督であり、親友でもあったミゲル(マノロ・ソロ・演)は、テレビ番組をきっかけにその真相を追い始める。ふたりの記憶をめぐる 「人生」と「映画」の物語だ。
「監督がこの映画でやろうとしていることを一言で表すと、『映像の二重性』である」と廣瀬さんはいう。過去と現在、映像と現実、均衡と不均衡、母と子……様々な「二重性」が存在する本作を読み解いていきます!
※繰り返しますが、ネタバレ上等がコンセプトなので、未見の方はくれぐれもご用心を!