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ヒトの思考、意識、感情、行動を本気で科学する「超リアルな行動心理学」。
日常に潜むヒトのナゾを紐解き、あなたの観察力と洞察力を最大限に引き出すエピソードを地上波では語れない本音トークでお届けします。
『内向型人間が声と話し方でソンしない本』の著者であり、言語学、発声法の専門家テノール齋藤と、『心を動かす音の心理学』の著者であり、音楽心理学、行動心理学の専門家フェルモンド齋藤がそれぞれのリアルな体験を元に分かりやすくお伝えしています。
2009年から継続している大人のコミュニケーションスキルが学べる「音色塾」ではさらに濃い内容でお届けしています。
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The podcast 超リアルな行動心理学 is created by FERMONDO. The podcast and the artwork on this page are embedded on this page using the public podcast feed (RSS).
相関関係と因果関係を正しく区別できていますか。因果関係は相関関係が内包するものです。つい、因果関係があると勘違いしてしまうケースが多いので注意しましょう。
現代人はワーキングメモリが弱っているといわれます。ワーキングメモリを鍛えるためには、情報を線的に並べて処理する行為をすることで鍛えられます。
マージナルゲインとは小さな積み重ねが大きい成果に繋がるということです。毎日の1%の積み重ねができるかできないかで将来大きな成果の違いに繋がってくるものです。
自分がどう見られているか、自分のことをどう思われているか、といった「自分」「私」が意識の中にいるのが自意識。意識の中に「自分」がいなくなれば、緊張はなくなります。
一時的にストレスを感じても、それが健康にとってプラスになっている、と考えることでプラスに活かすことができる。現実的な対処として、職場などの対人関係でストレスを感じている場合、ストレスを軽くする対処を基本としながらも、それでも残るストレスに関しては「これによって健康を増している」と解釈するのがよさそう。
緊張する場面で「緊張してはいけない、リラックスしよう」と思っても、なかなかうまくいかないものです。心の体のうち、体のほうからアプローチするのが正解です。
ピグマリオン効果とは、人は期待されるとその期待に応えようと努力する傾向のこと。逆に、いつも叱ったりダメ出ししたりとネガティブな言葉ばかりかけられていると、その「負の期待」に応えようとして能力が低下していく現象を「ゴーレム効果」といいいます。
勉強の効果を最大限高めるには復習が大切です。記憶との関連性を踏まえて効果的に学習する技術をお伝えします。
年末年始は毎年どのように過ごしていますか。普段と違う雰囲気になりやすい年末年始はつい習慣を崩してダラダラしがちです。普段取り組んでいる活動を更に深める取り組みをするのもおすすめです。
相手から引き出したい情報があるときは「質問」を駆使するのが基本だが、一方的な質問は逆効果。自己開示をすることで、相手から自然に情報を提供してもらえるようになります。
米国の心理学者エドワード・デシとリチャード・ライアンが提唱した「自己決定理論」。人は自律性欲求を持っていて、自分の意思で選択すると納得感や責任感が高まります。
仕事で指示を出す立場を経験した人なら、「伝えることの難しさ」を痛感していることと思います。「沈黙」のテクニックを使うとスラスラ話すより、印象に残りやすくなります。
スマホやPCなどのソーシャルゲームにハマる人がかなり増えています。いい大人がなぜゲームにハマるのか。そこには「保有効果」の罠が仕掛けられています。生活のリズムを崩してまでゲームにハマっているなら一度冷静にその必要性について見直してみましょう。
集中力はどのくらい続くのでしょうか。がんばれば、あるいは鍛えれば、気合でいくらでも延びるのでしょうか。英国の心理学者ノーマン・マックワースは実験で、集中力が有限であることを証明しました。また、「締切効果」が有効であることも分かっています。
シンガポールでポイ捨てに罰金を科したら違反者が逆に増えたことがあったそう。これは以前に取り上げたアンダーマイニング効果であり、外発的動機づけ(ご褒美)が内発的動機づけ(意欲、関心、達成感、満足感など)を失わせてしまう話です。
学習効果は復習によって高まります。しかし、親近効果によって最後のほんの一部のみ印象に残っているため、復習が偏ってしまうことがあります。親近効果はあくまでもヒューリスティクス。そこだけで評価したら不正確になることがあるので気をつけましょう。
習慣を変えるのは難しいものです。今までと同じことを続けることほど便利で楽なものはありません。これは「脳は選択を好まない」せいです。「上質なワンパターン」に執着するほうが快適になるという興味深い話です。
達成可能であることが確信できた途端、達成できるようになるのがバニスター効果。本人の確信が60%を超えると、潜在意識が実現に向けて動き出すといわれています。
マインドフルネスや瞑想の効果に疑問を抱いていた天体物理学者が本気で瞑想をしたらどうなるかという実験を行いました。その結果、感情をコントロールする能力が高まり、認知能力が大きく向上し、記憶力も向上、予期せぬ出来事への反応速度も高まっていたのです。
過剰適応とは自分の都合よりも周囲や他人を優先し、無理がかかってしまう状態を意味する心理学用語です。過剰適応に陥らないための対策について考えてみましょう。
「認知的不協和」とは自分の中で矛盾する認知(情報)を抱えるときに感じる不快感のこと。人は健康や生命など大きな犠牲を払ってでも、心の矛盾を解消しようとしますが、これの作用をうまく利用して良い習慣を身につける方法を考えてみましょう。
アイデアを生み出すのに有効とされるブレインストーミングが、有効どころかマイナスになるとの説があります。「共同を阻害する要因」によってチームの生産性が低下する可能性があるのです。
「少ないエネルギーで楽に動ける動作」を身につけておくと、元気いっぱいでない時でも動き出せるので、役に立ちます。日々の生活を快適に過ごすコツをお伝えします。
ものごとが上達するためには練習量を増やす必要があります。誰もが分かっているようで、その理由については明確に答えられないのではないでしょうか。その答えは「失敗を増やすため」です。意識的な認知システムと無意識的な認知システムの違いがあり、無意識のほうは、ひたすらいろいろ試行錯誤しており、意識のほうはその一部を認識するだけなのです。
自分で手間ひまかけて作り上げた成果は高く評価する傾向があります。購入者が自分で組み立てた家具には愛着が湧いて、高い価値を認めるところから「イケア(IKEA)効果」と呼ばれています。趣味の活動でも、準備や入手に手間をかけることで、満足度が高まっていくのです。
言語にはメリットもあるが、デメリットもあります。情報量が多い事柄は、言語化に向きません。スポーツや演奏は、「体で覚える」「感覚でそのまま再現」といったアプローチが有効です。
特別な行為ではなく、ごく当たり前の、むしろ代わり映えのしない毎日の中に快さを感じると、幸福度が高まり、心身が良好になります。「楽しいことをするか、しないか」の事実ではなく、それをどう感じるかという自分の意識が、幸せや不幸を決めているのです。
「心と体は一つ」というように、姿勢と意識状態は深く関わっています。緊張を和らげたいときや、良い動きをしたいときは肩の動きに注意しましょう。
人間は「比較」して価値を判断してしまう傾向があります。「参照点」の操作というテクニックがあらゆるところで使われているので気をつけましょう。
行動経済学者ダン・アリエリーが実証した「おとり効果」は、引き立て役と比較させることで魅力的に見せるテクニック。おとり効果にやられないように気をつけよう。
連合の原理とは、まったく関係のない2つのものを結びつけてしまうこと。企業はこの原理を利用して、好感度の高いタレントをCMに起用します。商品とタレントは本来無関係のはずなのに、タレントの良いイメージに商品が結びつくことは誰しも経験があることでしょう。
誰でもできて、確実に効果のある簡単な瞑想法をご紹介。実際にやってみると、する前と1分後とで、意識状態がかなり静かになるのがわかると思います。
「遠い将来なら待てるが、近い将来ならば待てない」法則を、行動経済学の用語で「双曲割引」といいます。時間以外でも心理的、物理的距離でも同じことが起こります。
起きている事実は同じでも自分の解釈次第でイライラしたり、何も気にならなくなったりするものです。ストレスを感じるのもすべては自分次第なんだと思うと少し楽になるかもしれません。
柔軟性は必ずしもプラスに働くとは限りません。選択肢は一つだけという状況をつくることによって決断疲れを避けることができ、結果的には周りからの評価も確立することができます。
幸せを感じるにはマイナス要素を計画的に排除していきましょう。強いストレスを受ける状況、ひどく不安に感じている状況などがなければ、「幸せの条件」などなくても幸せといえます。「最高の幸せを目指す」より、「最悪を避ける」ほうが、結果的に幸福度が高まるのです。
私たちは一時的な怒りの感情で、物事を台無しにしてしまうことがあります。そこで、つい怒りに駆られて事態を悪化させてしまう状況が多い人のために、有効性が確認されているアンガーマネジメントを紹介していきます。
グループの中で誰が真のリーダーなのか、外部から見抜く方法。それは刺激に対して最初に動く人を探せばいいのです。さらに、ほかのメンバーがその人の真似をしているかを見れば、ほぼ確定できます。
「迷ったらやる」「誘われたら断らない」みたいな、いかにもヒューリスティックな、自分のモットーのような方針も、どこかで見聞きした他人の言葉を借用しただけのケースが多いものです。大事なこと、影響の大きいことに関しては、ヒューリスティックに頼らず冷静かつ理性的に判断して、よりよい行動が起こるようにしていくのが良いでしょう。
実際にはほかの選択肢もあるのに、特定の選択肢のみに限定されると意思をコントロールされてしまいます。これは選択の不安を減らすためのヒューリスティクスといえます。特に、楽に選択できる状況ではヒューリスティクスが働きやすくなります。
私たちは自分の捉え方によってできた世界に生きている、といえます。何を気にするか、何を大事だと思うかによってその人の現実世界ができているわけす。余計なことを気にしないだけで、毎日が楽しく充実した時間を過ごせることでしょう。
SNSや検索、動画サービスなど、多くのインターネットサービスが「無料」で利用できる時代ですが、「無料だから」という意識が水面下で働き過ぎているのかもしれません。
「記憶は海馬」とはわりと知られているが、実際は海馬の後で「側頭葉」に送られて長期記憶となります。 「不要」「重要ではない」「意味がない」と判定されたものは捨てられ、1カ月間ずっと生き残ったものが役に立つ知識として加工されて側頭葉に溜められます。
「何かに集中している状態であるマインドフルネスは、目の前の相手に伝わる」と、最近の研究でわかってきました。 大事な仕事、勉強などをするときは、人間的な環境を気にするのも有効といえます。
決済が完了する支払方法は便利だが、本当のメリットは誰にあるのでしょうか。知らず知らずのうちに支出が増えてしまっているなら「支払いまでのハードルを高める」工夫をしてみましょう。
ノセボ効果とはその逆で、本来薬として効果を持たないものを服用しているのに、望まない有害事象(副作用など)が現れること。思い込みは、良くも悪くも現実になり得るものなので「気にしすぎない」ことを意識して、物事との距離感はゆったり余裕を持つようにしましょう。
私たちの体は視覚からの影響を強く受けるだけでなく、食事がいったん一段落してしまえば案外満足できるものなので、毎日使う食器を小ぶりなものに変えるのは、食事量を減らしたい人には効果的な方法といえます。
人は、頭に浮かびやすいものを、重要であると捉える傾向があります。思い出しやすさは、対象を目にする頻度や、最後に目にしてからの時間に影響されやすく、そこにバイアスが生じます。この心理的メカニズムを知って、「気にしすぎ」という意識のノイズから解放されましょう。
体の姿勢を変えると意識状態、感情まで変化することが分かっています。日常を快で満たすヒントもここにあります。どうせやることなら、楽しくこなす方針に変更しましょう。
脳は重さが体重の2%なのに消費エネルギーは20%という大食漢。ただでさえ大量消費する脳が無駄遣いしたら大変なことになるから、できるだけサボろうとします。。逆にこの脳の性質を利用して、賢く「習慣化」することもできるでしょう。
思い込みによって体の反応が変わってしまう話です。謙遜のつもりでも、「音楽は苦手」「運動は嫌い」「勉強は向いてない」などと言っていると、根強い自己暗示になって能力を下げてしまう。せめてニュートラルでいるようにしましょう。
最も簡単で本質的でもある瞑想(マインドフルネス)は、呼吸法。いろいろな呼吸法はあるものの、基本は鼻呼吸と心得ましょう。しているかどうかわからないくらいの静かな呼吸を続けるだけ。脳への入力情報を減らしていくと、瞑想状態(変性意識状態)に入ることができます。
返報性の原理は強力。だからこそ、返報性の原理を利用して騙されないように気をつけましょう。深い返報性の原理として、物ではなく気分にも働くことを知っておきましょう。つまり気分を良くしてくれた相手にも「ありがたい」「何か返さないと」といった感覚が水面下で働くということです。
ウィンザー効果とは、第三者から伝達された情報は信頼されやすい、という心理効果のこと。「誰々があなたのことを悪く言っていた」という話は、事実か否かを問わず話者の印象を悪くします。誰かを落として「真実をあなたに伝えた私は味方」という印象を与えたいのかもしれないが裏目に出ることが多いので注意しましょう。
現実を変えたいなら、行動を変える必要があります。来る日も来る日も同じ行動をしているなら、明日もまた同じ。習慣化が難しいのは、「人間は変化に抵抗する」(ホメオスタシス)ことが原因です。ホメオスタシスを引き離せば、習慣化できるようになります。
人には周囲の状況を支配したい「コントロール欲求」があります。周囲をコントロールすることで自分の望むような結果に導きたいという欲求で、自己愛が強い人ほどコントロール欲求も強いとされています。
気持ちが不安定になるのは、意識が現在にないとき。過去を悔いたり未来を心配したりしているときに、精神的に不安定になりやすいものです。今に集中する一つの方法として「動作をゆっくり丁寧にする」ことはとても有効。
人は「役に立てる。世に貢献できる」という意識があると、実際に行動を起こす確率が高まる。人々への呼びかけ方によっては、社会貢献の行動を喚起することができるかもしれません。
強制的にではなく、小さなきっかけを与えて、よりよい選択ができるようにするのがナッジ。互恵性メッセージには、損失と利得の意味合いが同時に含まれ、さらには「自分だけが得をするのはアンフェア」という意識まで刺激されるから。
人事評価に不満を感じる人が多いものです。しかし、評価者の多く(ある研究では77.8%)は自分の評価を適切だと思っているようです。今回は、「根本的な帰属の誤り」という視点から状況や行動を分析する際のバイアスについて考えてみましょう。
毎年恒例の「年末年始の過ごし方」。あなたはどんな風に過ごしていますか。
私は「ペースを崩さない」「いつもどおり淡々と過ごす」ことの大切さを実感しています。SNSから離れて、日頃から楽しくこなしていることを淡々と進めるのもいいものです。
昨年、「最近買ってよかったもの」を配信したところそれなりに反響がありましたので第二弾を収録してみました。
軽い感じで聴いてもらえると嬉しいです。
「音楽家は変人が多いからねえ」と聞いたことがあるが、本当なんでしょうか。錯誤相関とは、実際には相関関係が無い事柄に相関関係があるように感じてしまう心理的バイアスのことです。
大事なことならバイアスから離れて冷静に判断したいものです。
希望が叶えられないときに生まれる心の中の不快感を「認知的不協和」といい、不協和を解消するために心にもないことを言って心のバランスを取ろうとすることがあります。いらない負け惜しみを言っていると、結局は自分の力を落としかねません。
「本当にそう?」とニュートラルな気持ちで判断することを忘れないようにしましょう。
その目標に近づけば近づくほど、目標の価値を高く感じ、モチベーションが高まる心理現象のことを目標勾配仮説といいます。ゴールが見えたときに一気にやる気が高まることがありますよね。うまくこの効果を利用していきましょう。
プライミング効果とは、あらかじめ受けた刺激(情報)により、無意識のうちに行動が影響されること。自分が取った行動が、実はあとから考えると何かに影響されていると感じることはよくありますね。
保有効果とは、自分が所有したものに価値を感じて、手放すことに損失を感じてしまう損失回避の心理のことです。人間は「手に入れるメリット」よりも「失うデメリット」を強く感じる傾向があります。
チェリーピッキングとは、自分に有利な証拠だけを選び、不利な証拠を隠したり無視したりする行為のことです。確証バイアスは認知バイアスの一種で、支持する情報ばかり集めて反証になるような証拠を探そうとしない傾向のこと。これに騙されないように注意しましょう。
仕事以外の時間に、夢中になれる趣味はありますか?大人の4人に1人は趣味がないといいます。大人になると仕事以外は「帰宅して寝るだけ」という習慣にもなりやすく、脳や身体を活性化させたりリフレッシュしたり癒されたりといった経験が減ってきます。大人ほど没入できる趣味があると、人生が豊かになっていきます。
悩みや疲労は、過去にくよくよしたり(後悔)、未来に不安になることが原因です。現在の(目の前の)問題なら、対処するのはそれほどストレスになりません。呼吸法、瞑想、マインドフルネスなどを習慣にして、疲労や不安から解放されよう。
人間は何かの出来事について、自分については外的要因、他人については内的要因を考えやすいものです。例えば遅刻したのが自分だと「道路が混んでいたから」、他人だと「だらしないから」といった具合です。誰かにきつく言われたからと言って、他人には見方が厳しくなりがちだから気にしすぎないようにしましょう。
私たちは「動き」を敏感にキャッチする習性があります。周囲の危険(猛獣など)から身を守るために本能として獲得したわけです。
例えば、プレゼンテーションで飽きさせないためには、とにかく動きを使い聞き手の目を動かす工夫をするといいでしょう。
「他人が得をするくらいなら、自分が損してもいいから他人に損させたい」という、いわば意地悪な行為を「スパイト行動」と呼びます。
自分がスパイト行動をしないように気をつけたいと同時に、他人のスパイト行動を誘発しない工夫にも気を配りたいですね。
制服や職業が生み出す虚構による「ハロー効果の原因」が自分の中にあるなら、冷静になっておいたほうがいいかもしれません。
中庸を選ぶ感覚を行動経済学で極端回避性、別名「松竹梅の法則」といいます。もしかすると「選ばされている」場面は多いかもしれません。本当にそれが良いのか考えましょう。
「ネガティブ→ポジティブ」の順に話すと、ポジティブな印象になります。これは後に提示されたほうの印象が強く残る「親近効果」といわれています。
電子マネーやクレジットカードを使える店が増えたことで、無駄遣いが増えたり、無駄ではなくても出費が増えている可能性があります。現金であれば手元から減ったことを自覚しやすいですが、クレジットカードや電子マネーは「出費の痛み」を感じにくいと言われています。
現状維持バイアスとは、おそらく良いと思っていても現状維持を選択してしまう心理作用のことです。オプトイン、オプトアウトでの実例、定期購入のデフォルト設定など身の回りでも現状維持バイアスに陥りやすい場面があります。
全国に美容室は約25万軒。コンビニは約5万軒。美容室のほうが圧倒的に多いのに、コンビニのほうが多いように感じます。少なくとも「美容室のほうが5倍多い」とは感じないのはなぜでしょうか。
金銭的な負担によって相手を動かそうとしたのに、「500円払えばいい」という言い訳を相手に与えてしまい裏目に出てしまったという事例です。
同じ情報でも表現を変えると印象が変わります。ネガティブにもポジティブにも変わるので、好印象を与える表現を心がけましょう。
ポジティブよりネガティブな出来事に意識を向けやすい「ネガティビティバイアス」。ネガティブな変化に敏感な人の性質がさまざまな経済行動に影響を与えていることを、アメリカの心理学者ダニエル・カーネマンらが明らかにしました。ネガティブな反芻思考に気をつけましょう。
もう回収できない投資分を惜しんで事業をやめられない状態が「サンクコスト効果」。過去にしがみつくその執着が、一番もったいないかもしれません。
ナッジ理論とは、強制的にではなく、小さなきっかけを与えて、よりよい選択ができるようにするための理論。さらに「少数派と思わせる」ことでその効果は上がります。
理由が何個もあるのは、結論を支える重要な理由が抜き出せていないことを意味してしまいます。「確信の弱さ」や「必死に何かをさせようとしている」感じが強まり、かえって説得力が落ちるのです。
久しぶりに知人とばったり会ったとき、顔はすぐに「あ、あの人」とわかるのに、名前がなかなか出てこないことがあるのはなぜか。名前はその人に恣意的につけられたラベルに過ぎず、意味を持っていません。人(脳)は意味を求め、意味を記憶すると覚えておきましょう。
短期的な視野と長期的な視野で比較すると、長期的な視野のほうが上質な、自分にとってプラスになる選択をする傾向が見られます。落ち着いて長期的に考えられる状況で意思決定を行うようにしましょう。
クワイエット・アイ(静かな凝視、静視)の時間が、熟練者と初心者では異なると言われています。 あなたの活動(スポーツや趣味など)で、緊張しやすい場面や、精度が重要な場面があるなら、クワイエット・アイ(重要な一点のみを静かに凝視)を試してみよう。
雑踏で「助けて」と声を出しても、なかなか助けてもらえない。これを「傍観者効果」といいます。「誰か○○してくださ~い」と呼びかけても、「自分がやらなくても誰かが助けるだろう」と思われて、流されてしまうためです。当事者意識を持ってもらうにはどうしたら良いのでしょうか。
やる気がイマイチ出なくて困ったときには側坐核を刺激するために「行動」を起こそう。アメリカの心理学者ズーニンの名を取った「ズーニンの法則」を紹介します。
セルフハンディキャッピング(self-handicapping)とは、「自分で自分にハンデ(不利な条件)を課すこと。 プライドを守るためについ「自我防衛」に意識が向いてしまいますが、「目標の達成度」が落ちるという大きなデメリットがあります。
事実と意見を分けろとはよく言われるが、事実と意見を混同するとどうなってしまうのでしょうか。「事実」と「意見」という言葉の認識にもズレがあることがあり、うまく相手に伝わらない原因の一つです。
現代人は、効率を重視するがあまり、大切なものを見失っているかもしれません。好き嫌いで「する、しない」ではなく、「することになっているから、する」が大事です。
脳はマルチタスク向きにはできていないので、複数の仕事を同時処理しようとすると、ものすごい負荷がかかり、疲弊します。気がかりがいくつもあると、常に頭がマルチタスク状態になるから、優先順位をつけて一つずつ処理するだけで意識が楽になります。
「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しい」という言い方を聞いたことがあると思います。「悲しいから泣く」は論理的にも実感としても理解できますが、「泣くから悲しい」とはどういう意味なのでしょうか。
サブリミナル効果とは、きわめて短い時間または弱い刺激により、潜在意識に影響を与える効果や手法のこと。他人からコントロールされることのないように、判断力の低下は避けたいところ。疲労や睡眠不足に気をつけて、大事なのは健康第一です。
リフレーミングとは物の見方を変えること、新しい視点から見ることです。今回は特に「何かに失敗した時」「落ち込んだ時」「弱った時」に役立つリフレーミングを練習してみましょう。
自分が見ている世界だけが現実と思いがちですが、自分を取り巻く世界は自分が作っている、言い方を変えれば自分が思う通りになるともいえます。「とにかく早く手放す」ことでダメージを避けることが大事です。
どうしたら雑念とうまく付き合えるのか。完全に消すことはできなくても、慢性疲労にならない程度に穏やかなレベルに抑えるコツがあります。
我慢できなかった子どもはストレスに弱く、対人関係で問題を抱えていたが、我慢できた子どもはストレスに強く成績もよく、周囲ともうまくやれていました。「待てる」ことは、成功したり経済的に安定したりするために必要な能力であるといえます。
人間は、目の前の事柄を過大評価し、長期的なメリットを過小評価してしまう傾向があります。目標を達成したり、成長したりしたいなら、「未来のためになる行動(練習や勉強)を、現在楽しむ」工夫ができたら最高ですね。
目標達成に向けて、「毎日○○する」「私は○○できる」といったアファメーション(肯定的な宣言、自己暗示のこと)をすることが多いですが、「○○しない」という否定文だと効果がないどころか、逆効果になるので注意しましょう。
相手の発言を誤解して受け取ることを「ミスコミュニケーション」といいます。物事には常にポジティブ、ネガティブの両面があるのだから、あえてネガティブな受け取り方をせず、前向きな行動が起こるような解釈を心がけてみましょう。
左目で見たものは右脳で処理されるため、視野の左側にあるもののほうが感情に訴え、魅力的に見えるのではないか、という仮説が立てられます。棚に商品を並べるとき、売りたい商品を左のほうに置くと、売上が変わるかもしれません。
プレゼンテーションやセールスでは、自信がない時ほどしゃべり続けてしまうもの。そんな人にお勧めなのが、1.5秒の沈黙。つまり、1秒以上の間を入れることで、相手の気を引いたり、集中を高めたりすることができます。
何かお願いしたいときには別の行動とセットで伝えるのが効果的。別の行動と組み合わせることでなぜか行動しやすくなるから不思議です。さらに巧みな上級者は「条件」として組み込むことでさらに説得力が高まります。
説得術として語られることが多いダブルバインド(二重拘束)。もとは統合失調症を研究していたグレゴリー・ベイトソンという文化人類学者の用語。後に心理学者のミルトン・エリクソンが「どちらにしても良い方向に進む治療的ダブルバインド」を確立。どんな前提が含まれるかを意識して、前提に対して押し返すことで、強引に説得されずに済みます。
さまざまな表情の中でも、気をつけなければならないのが、「苦笑い」です。
苦笑いとは、目が笑っていない笑顔のこと。相手に話をしてほしくない、しかし社会性を見せて強がっているときに出る表情です。
怒りの表情なら、謝罪したり話題を変えるなどして、相手の心を和らげるアプローチが有効ですが、苦笑いに対しては「いったん引く」の一択のみ。そのままアプローチを続けて関係改善を試みると、次のチャンスはまずありません。
心理的安全性(psychological safety)とは、メンバー同士が互いを尊重し、ネガティブな指摘も含め何でも言い合え、共通の目的のために助け合えることが心理的安全性が高いチームの特徴です。
心理的安全性を損なう要因として、エドモンドソンは「無知だと思われる」「無能だと思われる」「邪魔をしていると思われる」「ネガティブだと思われる」ことが挙げられています。
職場の同僚、上司や部下、親戚などに「苦手な人」がいるとやりづらいですよね。
その人との関係を「問題として解決」しようとすると、まともに向き合う事態を避けられず、まともに受け止めすぎてつらくなります。「この人と一生付き合うわけではない」とあらためて認識できただけで楽になります。
良いことをすると「少しは悪いことをしてもいいだろう」と思ってしまうメカニズムを心理学で「モラルライセンシング」(免罪符効果)といいます。せっかく「良いこと」をしていても、積み重ねにならず、結局現状が変わらないケースが多いのは、このせい。
「自分へのご褒美」(たいてい悪いこと)は、まさにモラルライセンシングの罠といえます。
犬は人間に従順な動物といわれるが、影響力や力のない人の言うことは聞かない。自分が言っても動いてくれないかもしれない、反抗されるのではないか、という意識があると、相手はその通りに動いてくれないことがあります。
ある実験では、相づちを打っても感情の有無でセールスの売上に2倍の差がつきました。
「反応型自己開示」といって、相手が示す感情に対して、自分も同じ感情を示さないと悪いと感じる現象をよく覚えておきましょう。
脳には自己報酬神経群があり、喜びや快を「ご褒美」として機能を高めます。この神経は、ご褒美が「得られた」という結果ではなく、「得られそう」という期待によって働くのが特徴。
だから、「できた」「もうできる」「覚えた」と思ってしまうと、そこから先の成長が止まりやすい。話を聞いていて「あ、この話知ってる」と思った瞬間、理解できなくなるのもそのせいなのです。
主体性をもって、知りたい、覚えたい、できるようになりたいという考え方が一番大事です。
行動心理学的におすすめの年越し法と新しいことを始める日として最適なフレッシュスタートという概念についてお伝えします。
「つらい時ほど笑え」という言葉もあるし、「無理に笑わなくてもいい」という言い方もあるように、どちらが本当なのでしょうか。
否定的な感情は脳の機能を低下させることが分かっています。がんばってでも笑顔を作ると、A10神経を刺激することによって否定的な感情が生まれにくくなり、結果的に脳の機能がアップするのです。
社会生活を送るのも無理というくらい暗く落ち込んでいるときは別にしても、「仕事したり人と会ったりしてるほうが気が紛れて良い」程度のつらさなら、どんどん笑うようにしましょう。
行動計画を作成し、業務を進めていくための「反復サイクル」として有名なPDCAですが、このPDCAがなかなか効果を発揮しない、うまく回せないと感じるなら、もっとテンポの速いTECAを試してみましょう。
Try、Error、Check、Actionの略で、「Errorを早く導き出すための方針」といえます。特にスポーツや楽器の練習など、個人の技量を高めるためのトレーニングには、TECAが効果的です。
相手がネガティブな感情をむき出しにしているときは、同調しない「ディスペーシング」(反同調行動)が効果的です。
相手がイライラしていたり、落ち込んでどっぷり暗くなっていたり、不安におののいていたりしたら、一緒になってペーシングしてしまうと、もともと自分とは関係なかったはずの思考や感情が感染してきます。
ペーシング(同調)ではなくディスペーシング(反同調)によって、ネガティブの感染を避けることができので、表情、動作、力み、話し方(選ぶ言葉や声の調子)などを、あえて合わせないディスペーシングを意識的に使ってみましょう。
脳は常に情報を処理していて、入ってくる情報はすべて「暗示」になり得ます。
今のあなたが持っている思い込みや限界は、今までに接した人や情報、体験による無意識の暗示。
「脳はすべての情報を処理できるわけではない」から、「選択」によって、つまり物事の良い面を意識的に見ることで、マイナス暗示の影響を避けたり弱めたりすることができるのです。
朝にネガティブなニュースに触れないのは、一日をポジティブに過ごすためには、賢明な選択ともいえるのです。
よかれと思ってネガティブな情報に触れてしまっているシーンを見直してみましょう。
仕事などの秘訣やコツを聞き出したいときなど、ストレートに聞いても「いやいや、大したことないですよ」と流されてしまいうまく相手が話してくれなかったという経験はないでしょうか。
ストレートに聞いても謙遜や警戒が働いたり、漠然としすぎていて答えづらいということもあります。
そんなときには、「仮定」のテクニックを使ってみましょう。「仮定」することで、直接的でもなく且つ範囲を限定しているので答えやすくなります。
ポモドーロ・テクニックとは集中力と生産性を高め、効率よく仕事を進めるのに役立つ時間管理術のことです。
25分作業、5分休憩というシンプルなサイクルですが、いろいろなメリットがある時間管理術なのでご紹介していきます。
日頃から誰かを褒めていますか?
誰かを褒めたときに、素直に受け入れてもらえず謙遜されてあまり受け取ってもらえなかったり、お世辞だと思われたりしたことはないでしょうか。
情報というのは、直接伝えるよりも利害関係のない第三者から伝わったほうが信頼性が増すといわれています。
あの人と仲良くしたい、あの人を味方につけたい、そう思ったときあなたならどうしますか?
こちらが下手に出て、優しくしたり親切にすれば相手も好意を持ってもってくれるだろうと考えるのが自然だと思います。
もちろんその方法もアリですが、今回紹介するのは「相手にお願いをする」という方法です。
ナッジ(nudge)は英語で「肘で軽く突く」こと。ナッジ理論とは、強制的にではなく、小さなきっかけを与えて、よりよい選択ができるようにするための理論のことです。
継続することはなかなか難しいですが、その仕組みを作ることが一番大事になります。努力しなくても無理なく自然に、できれば楽しく、行動が起こる仕組みを考えてみましょう。
私たちには多数派と同じ行動を取る傾向があり、これをハーディング現象と呼びます。世の中の流行に影響されたり、周囲の雰囲気に流されたりしやすい性質を踏まえ、「自分で考え、選択する、時にはしがみつく」ことも大切です。
何らかの成果を上げるのは、たいてい「その他大勢」とは異なる行動を積み重ねたときです。人と違う行動を選んだ時、あなたは成長に向かっているのです。
あなたは朝型ですか、夜型ですか?
ちなみに、私たち二人は夜型です。巷にあふれる本には「朝型有利」という傾向がありますが、2017年に発見された時計遺伝子は、もともと朝が有利な人、夜が有利な人がいることを物語っているようです。
無理に自分が苦手なサイクル変えるのではなく、自分のパフォーマンスが一番発揮される時間を把握する方が大切です。
歳を取れば、その傾向もまた変化していきます。無理せず、得意な時間帯で生産性を上げていきましょう。
テノールさんは、以前に占い雑誌に連載していたことがあり、その裏話も公開しています。
曖昧で解釈に自由度がある発言から、つい自分と一致する点を見出したり、当たったときだけ思い出したりします。
確証バイアスとも言われますが、思い込みに縛られるバイアスで、仮説や信念を支持する情報ばかり集め、反証となる情報は無視する傾向にあります。
曖昧な記述を自分に当てはめて捉えてしまったり、思い込みへの執着など、冷静に自分を見つめられるようにしましょう。
あまり関係がなくても最初に数字を提示されると、その情報に判断が影響されます。固着性ヒューリスティックといって、行動経済学者カーネマンと心理学者トベルスキーも興味深い実験結果を導き出しています。
アンカリング効果は非常に影響力があるので、消費者庁でも景品表示法は細かくガイドラインを定めているくらいです。
本当に自分の判断は、関係ない数字や情報に影響を受けていないか気をつけるようにしましょう。
テンションは緊張、リダクションは減少のこと。つまり緊張がゆるんだ状態を指します。
緊張した後にその緊張がゆるんだとき、注意力が散漫になって、うかつな行動をしてしまう効果をテンション・リダクション効果といいます
テンションが上がった後は、通常なら思いとどまる行動を軽々とやらかしてしまうので、一旦気持ちを落ち着かせて冷静に行動するようにしましょう。
「疲れた」「もう無理」「嫌だ」といった否定的な言葉を口にしていませんか?こうした否定的な発言は、脳の「自己保存」というクセから来ているのですが、否定的な言葉は、口にするだけでも脳に悪いと心得ましょう。
「疲れた~」の代わりに、「いやあ、がんばりましたね」のような言い換えを心がけたいものです。
人は見るポイントを間違える(焦点幻想)ことにより、たいして重要ではないことを過大評価し、より重要なことを軽視して、幸福度の見極めを失敗してしまうことがあります。
「いつの日か」と幻想に浸って夢見るのではなく、今目の前にあることに没頭するほうが幸福度が高まります。
現実は、「考え方」でできています。だから考え方を変えるだけで「現実」が変わるともいえるのです。
不安の原因は、物事自体ではなく、その物事をどう考えているか。
自分が見ている世界だけが現実と思いがちですが、自分を取り巻く世界は自分が作っているのです。言い方を変えれば、世界は自分の思う通りになるということです。
ある年齢を過ぎると脳の神経細胞が増えなくなるというのは昔の話で、脳が適切な刺激を受ければ、海馬が刺激を受け取って新しい神経細胞が作られるというのが現代の定説です。
脳の神経細胞を増やすには、やっぱり運動みたいです。
最初に思いついたこと、最初に答えたことから考えを変えることはありますか?それとも「最初に書いたことを信じて絶対に変えない」という考えですか?
人間は思考の怠惰、認知的倹約家という側面があり、既存の考えに執着する傾向があります。
思考の体力、粘り強さを身につけると、正解に早く、正確にたどり着けるかもしれません。
消費者研究の専門家ジョアン・ペックとスザンヌ・シューの発見によると、お客さんが商品に触るだけでその商品に対する価値が高まることがわかりました。
売上に悩んでいるなら「とりあえず試してもらう」「とりあえず触ってもらう」方法を考えてみましょう。
リアルな体験の価値は思っているより影響力が高いものです。
1956年、米国の心理学者ジョージ・ミラーが「マジカルナンバー7」を提唱しました。人間が短期記憶できる語数は7±2個であるという説です。
しかしその後、2001年にミズーリ大学のネルソン・コーワンが「マジカルナンバー4」を提唱しました。感覚的にも4つ前後が人間が楽に記憶できる数としてしっくりきます。
返報性の原理を利用して、聞き出したい情報を自然に引き出す方法をお伝えします。
相手から情報が欲しい場合にはこちらから先に情報を提供することが大事です。
「熱いけどおいしい」と「おいしいけど熱い」、あなたはどっちを言いやすい?
ちょっと前に出てきた「初頭効果より親近効果のほうが影響が強い」の実践編です。
「AだけどB」と2つのコメントを並べた時、後に挙げたBのほうが本音(言いたいこと)として伝わり、印象に残ります。
しかも、発言者に対する印象にもなる。自分にも相手にもプラスになるように、「ネガティブだけど、ポジティブ」の順にいう癖をつけましょう。
おとり効果とは選択肢がいくつかあると買いやすくなる心理のことです。
30年前、ホームベーカリー(自宅でパンを作るマシン)の初代機種がまったく売れなかったのに、上位機種を発表した途端、元の機種が売れ出したという事例を紹介します。
ほかの選択肢を並べられると、「ホームベーカリーを買うかどうか」から「どっちの機種を買うか」に問題がすり替わるので要注意です。
ヒューリスティックとは「経験則」のことであり、必ずしも正しい答えではないが、経験や先入観によって直感的に、正解に近い答えをすばやく得ることができる思考法です。
特定カテゴリーの中で代表的、典型的であると思われる事項の確率を過大評価しやすい傾向にあるので判断を誤らないように知っておきましょう。
コミュニケーション能力が高い人はどこが違うのでしょうか。
主に、会話を例に取り上げながら相手との関係性が円滑になるコツをお届けします。
使ってはいけない4D言葉とは?
初頭効果は、物事の最初が印象に残りやすい傾向のことで、親近効果は逆で、物事の最後が印象に残る傾向のことを指します。
つまり、第一印象と別れ際どちらが印象に残りやすいのでしょうか。カリフォルニア大学の実験も踏まえながら考察していきます。
行動の成功率は、本人の思い込み(信念)で上下するものです。
つまり、できると思えばできる、できないと思えば成功率が下がる。これは、自己説得、自己暗示の効用ともいえます。
いつもの自分の能力を発揮するにはどんなことに気をつければいいのでしょうか。
脱力をテーマにお届けします。
イタリアのガブリエレ・ダヌンツィオ大学での研究によると、相手の右側(右耳)から話しかけるほうが、左側からより頼みごとの成功率が高まることが分かりました。
いろいろな説がありますが、実践してみるのも面白いですね。
スティーブン・コヴィーが「7つの習慣」で書いた「人は相手を理解したいより自分のことを理解してほしい」という欲求を踏まえて、「要約バックトラッキング」の有効性についてお話しています。
オンライン会議が当たり前になった今、改めて話し方や聞き方について考えてみたいと思います。
今回は代表的なポイントを7つ取り上げてみました。
両面提示法とは、メリットとデメリットを両方とも示す説得・セールス法のこと。
がむしゃらに両面提示をすればいいわけでもなく、いくつかポイントがあります。
アンダーマイニング効果とは、報酬を与えることでモチベーションが下がる現象のこと。
特に、金銭的な報酬は内発的動機づけを失わせてしまうことが分かっています。
今日は、アンダーマイニング効果が起きない、ある褒める要素を紹介します。
ピークエンドの法則とは、ピークの印象と最後の印象で物事を評価することです。
今回はそのエンド(最後)に気を遣うことでたとえ失敗しても挽回していきましょう、というお話です。
デートは別れ際が大事ですよ。
運転中って、つい眠たくなってしまいますよね。
私もその一人です。どうにかして、眠たくならない方法を探していたのでようやく見つかりました。
これで、眠気を覚まして安全運転でいきましょう。
つまらないプレゼンほど退屈なものはないですね。
今日は、プレゼンをするときに寝られることなく、こちらに意識を向けてもらう方法をお伝えします。
巷にはいろいろな交渉術がありますが、「例外を根拠にした交渉術」には注意する必要があります。
特殊で例外的な事例、あるいは個人的なことなのに自信満々に語る人は周りにいませんか。
そんな交渉術には注意しましょう。
希少性の原理はチャルディーニによる「影響力の武器」(説得するテクニック)の一つ。
需要より供給が少ないと、価値が高くなる、または高いと感じるというものです。
希少性の原理が生じるのは、「手に入らない可能性への恐怖」から。つまりは「失う恐怖」だから、かなり強いといえます。
「量による希少性」と「時間による希少性」の2つに触れていきましょう。
チャルディーニの社会的証明の原理は、他人がすでに証明してくれたことととして、それに乗っかる行動のことです。
あなたの周りにブランド好きと言われるような人はいますか?世間の評価を意識して、常にブランドものを追いかけている人のことです。
どういった理由で自分の身の回りのモノやサービスを利用するのが良いのか、この機会に考えてみましょう。
複数の仕事を頼まれるとすぐにいっぱいいっぱいになってしまうことってありますよね。
それは、脳がマルチタスク状態になっているから。
人間の脳は本来シングルタスクで動いています。同時にいろいろなことをこなすことはできません。
シングルタスクの切り替えの連続です。ワーキングメモリという、一時的に情報を記憶しておくスペースの使い方を今日はお伝えしていきます。
ペーシングとは、相手の動作や話し方に合わせることをいいます。これは、ラポール形成が目的であり、「類似性の法則」も利用しています。
さらに強力なのが、呼吸を合わせ、ノリを合わせるペーシング。結局は、ノリ、トーンを合わせることが最大のラポール形成になるのです。
クローズドクエスチョンは、「イエスかノーか」で答えられる質問。オープンクエスチョンは、自分で答えを考えさせる質問。中間的な「選択クエスチョン」という質問もあります。会話を深めるには、オープンクエスチョンが必須。天気の話などを振ってもちっとも会話が深まらないときは、クローズドクエスチョンばかり連発している可能性があります。
クローズドクエスチョンとオープンクエスチョンを混ぜて使うと、自然な会話になるのでぜひ挑戦してみてください。
会話をリードしたいときは、先に質問すると主導権を取ることができます。質問が話のきっかけを作り、質問によって会話を望む方向に導くことができるからです。
オンライン会議ではつきものの「遅延」。ZoomやSkype、LINEなどいろいろなツールがありますが、どれも遅延がつきものです。オンライン特有の微妙に話しづらいあの間は、何とも言えないストレスになります。今回は、ポッドキャストの収録でも使っている、ほぼ遅延ゼロの収録方法について紹介していきます。
何歳になっても、誰かとぶつかるものです。大人になって経験値が増えているのに、つい言わなくてもいいことを言ってしまったり、相手の気持ちを考えられずに関係がこじれてしまうことがあります。根本的原因な原因は何なのでしょうか。
その場を仕切っているボスは時間を支配しているというお話です。会議でもランチでもそうですが、時間に関する仕切りをしている人はたいていボスっぽい人が多いものです。「仕切らせてください」よりも、ナチュラルに時間に関することを仕切るとボスっぽくなれるかもしれません。
イメージトレーニングに果たしてどのくらい効果があるのでしょうか。米ルイジアナ州立大学医学センターが1991年におこなった実験では、イメージトレーニング(実際に筋トレはしていない)グループ は、何もしていないグループと比べて、約13%の筋力アップが認められたとのこと。
その後の研究でさらにわかってきたのは、「ここを鍛えている。ここに負荷が かかっている」とイメージしながら筋トレするのと、うりゃうりゃと適当にやるのとでは、結果がまるで違うということです。筋肉は神経系の影響を受け、つまり思考は神経系によって全身に伝わり、筋肉にも変化をもたらすのです。イメージトレーニングを軽んじることなく、むしろ最大限に活用しましょう。
服装を合わせる話(類似性の法則)の続編です。同じものが好きな者同士、同じものが嫌いな者同士は、親近感が高まりやすくなります。スマホの機種だったり、食べ物の好き嫌いだったりと、大人にとってはくだらないと思えるような共通点も、潜在意識下では効力を発揮しうるのです。
「なんとなく」には理由があります。直感は当てずっぽうではなく、脳の処理としては「記憶」という根拠に基づいているのです。実は潜在意識下で膨大な情報が処理されていて、頭で理屈っぽく考えて偏るよりも総合的であり、的確に答えを出してくれることが多い。そんな「直感」について今日は考えてみましょう。
2022年が始まりました。今年こそはこんなことをしよう!と目標を立てる人も多いはず。気づいたら半年立っていたなんてことにならないように、目標達成のコツについて考えてみます。
2021年も今日で終わり。いろいろあった1年でした。年末は皆さんどんな過ごし方をしていますか?今日はゆっくりと年末の行動についてお話ししてみました。
目標は人に話すといいとか、内に秘めておいた方がいいとか、一見正反対な解釈が存在します。実際のところ、どちらの方がうまくいくのでしょうか。
秘密は相手と親密な関係を築くためにうまく使うことができます。本当に秘密にし続けるのではなく、「秘密を打ち明ける」ことを相手に伝えてみましょう。
感情によってうまく物事が進んだり、失敗するしたりその影響は大きいもの。今回は身体のちょっとした刺激で感情が変わることについて話してみました。オススメはぶらさがり健康器(笑)。
人は自分と似た人間に好意を抱きやすい「類似性の法則」についてお伝えします。服装、メガネ、髪型など無意識のうちに自分と似ている人を好きになってしまう原理についてお話しました。
コミュニケーションにおいて、適度にプライベートなことを話すと信頼関係に繋がります。
すべてを秘密にするのではなくバランス良くちょっとした自己開示を挟んでいきましょう。
お気に入りの道具を使うとモチベーションが上がったり、行動に導きやすかったりします。今回は、最近買って良かったものについてお話ししてみました。
影響力の武器の著者ロバート・チャルディーニの実験でも有名なローボール・テクニック。これにはリスクもあるのでしっかりと理解を深めましょう。
会話のきっかけには質問がとても有効です。質問されると、脳が自動的に答えを探し始め、どうしても答えずにはいられなくなるのです。
腕組みは拒絶のジェスチャーと言われるが、本当なのでしょうか。複数の情報から判断すること、これは行動心理学的なテクニックには常に当てはまることです。
ミラーリングとは、相手と同じ動作をすることによってラポールを築くテクニックのこと。具体的にはどんな風に真似ていけばいいのか、具体的な事例も含めてお話しします。
ラポールとは「心理的な繋がり」「信頼感」のことです。ラポールには「ポジティブラポール」と「ネガティブラポール」があります。ポジティブなラポールを築くにはどうしたら良いのでしょうか。
怒りはその場の雰囲気を壊してしまうくらいのエネルギーがあります。アンガーマネジメントという言葉もあるように、怒りの感情をコントロールすることは人間関係を築く上でとても大切です。
人間は一日に小さなものも含めると何回も嘘をつくそうです。あなたは嘘を見抜くことができますか。繊細な話し方の変化、声の高低、テンポ、動作などの相手の嘘は露呈してきます。鼻を触るピノキオ効果についてもお話ししています。
チャルディーニの『影響力の武器』でも語られている返報性の原理。親切にされると相手にも親切にしたくなる心理的原理のことですが、思っている以上に実は強力です。
第一回は「継続するためのコツ」です。継続することは大事だと分かっていても、難しいものですよね。今日から使える継続するためのコツについてお話しします。
En liten tjänst av I'm With Friends. Finns även på engelska.